文句も言わず、優しく、おとなしい夫から、ある日突然「離婚しよう」と告げられた3人の妻たち。彼女たちはどうして、夫がそこまで思い詰めていることに気づけなかったのでしょうか? 優しい夫の〝心がふっつり〟切れた瞬間、そのお話を聞きました。
たまりにたまった「NO」と言えないストレス(由香さん/38歳/書店員)
とにかく優しくて、なんでも私の言うことを聞いてくれる旦那。そんな優しさに甘えすぎていたんだと思います。一緒に生活するうちに「旦那は私の言うことを聞いて当たり前、私の意見が正しい」と思うようになっていました。 考えると「旅行先は絶対ここ」「あれがほしい」「疲れたからコレやって」と好き放題でした。旦那に「NO」とは言わせないし、言わないとわかっていたから、どんどん要求が加速していたんです。 旦那も相当我慢していたんでしょうね。お正月に義実家に帰るか帰らないかの話し合いで、いつも通り自分の意見を押しつけたときに「もう離婚しよう。限界だ」と言われてしまいました。 恥ずかしい話ですが、そこで初めて、旦那のストレスに気づいたんです。離婚はしたくなかったので、「反省は態度で示す」と約束して頭を下げ、旦那も思い直してくれました。 それからは旦那の意見を確認し、お願いばかりしないように心がけています。旦那も私の変化を認めてくれているようで、関係はだいぶ買いz年されたと思います。調子に乗っていたと、本当に反省しています。