「餃子1日100万個」というフレーズでおなじみの「餃子の王将」。実は数々の裏メニューや、ツウな食べ方が存在しています。今年10月に日本テレビ系で放送された『ヒルナンデス!』は「餃子の王将」に完全密着。老若男女に愛される人気の秘訣を解き明かしました。
子どもや女性でも食べ切れる「ジャストサイズ」
同番組が取材したのは、多い日だと1日900人以上のお客さんが訪れる「餃子の王将 赤羽駅南口店」。開店と同時に入店したサラリーマンは、“出張先で美味しそうな店に入るとハズレを引く”と語っていましたが“王将なら安心”と言います。
それもそのはずで、番組によると「餃子の王将」の定番メニューのレシピは全店共通。味のこだわりをマニュアル化することで、全国どこでも同じ美味しさが味わえるそう。
そんなこだわり抜かれたメニューの中でも、絶大な人気を誇るのが餃子です。いつも通りのタレにつけても美味しいですが、餃子を「酢コショウ」につけてさっぱりと味わうのがツウの食べ方。さらに「酢2:コショウ8」の割合で食べるツワモノや、ラー油と餃子のタレを混ぜたマヨネーズに餃子をつける人も登場しています。
また食べる量が少ない子どもや女性に嬉しい「ジャストサイズメニュー」も。量は通常の半分ほどで、1人前が食べ切れない人にも大ウケしていました。子ども連れに嬉しい気配りは「ジャストサイズ」だけではなく、料理の提供時間が早いことやチャイルドシートが準備されているのも魅力的です。
餃子の焼き加減がカスタマイズできる!?
「餃子の王将」には変わった注文方法も存在します。
例えば「あんだく」という言葉は、牛丼でいう「つゆだく」をあんバージョンに言い換えたもの。実は天津飯や中華丼などのあんは無料で増やすことが可能で、「あんだく」と注文したあんの量は約2倍にも及ぶとのこと。
あん以外にもカスタマイズの種類があり、餃子の場合は「両面焼き」「よく焼き」といった焼き加減も注文できます。
「餃子の王将」に魅せられた視聴者からは、「酢コショウって初めて知った! 餃子にマヨネーズをつける方法も新感覚で美味しそう」「餃子の焼き加減や『あんだく』であんの量もカスタマイズできるのか。両面焼き派のニーズも捉えてるなんて、餃子の王将は一体どれほどの胃袋を掴んでるんだ?」といった反響が寄せられました。
餃子にさわやかな風味をプラスした「餃子の梅しそ巻き」レシピ
数ある「餃子の王将」店舗の中には、テイクアウトサービスを実施している店も。公式ホームページ上では持ち帰りの餃子を活用したアレンジレシピも紹介されていました。 今回はその1つ、「餃子の梅しそ巻き」の作り方を見ていきましょう。
材料は「餃子の王将」で持ち帰れる生餃子を4個と大葉8枚、梅ペースト適量、油大さじ1、熱湯約40ccを準備。まずは大葉2枚の上に生餃子を置き、生餃子の上に梅ペーストを薄く塗ってから大葉を巻いていきます。生餃子の準備ができたら中火で熱したフライパンに油を投入し、ペーパータオルなどでよく馴染ませてください。
次に大葉で巻いた生餃子をフライパンに並べて、両面をこんがり焼いていきます。焼き色が両面についた後は熱湯を注ぎ、手早くフタを閉めて蒸し焼きに。フライパンからパチパチという音が聞こえてきたらフタを開けて、あとは水けがなくなるまで加熱すれば完成です。
餃子を1から作ってアレンジするのは手間がかかるため、生餃子がテイクアウトできるのは嬉しいポイント。ぜひ「餃子の王将」の店舗や自宅でツウの味を体験してみてくださいね。
文/河井奈津