産後・授乳中の性交渉の注意点
産後の性交渉を再開するにあたり、気になること、注意しておきたいことをまとめました。
●計画的に避妊する
産後は生理が再開していなくても排卵があり、妊娠する可能性があります。
「もうひとり欲しいから、妊娠してもいい」という場合でも、次の妊娠が問題ないかどうかについては、子宮の回復状況などによって異なります。
妊娠しても問題ないくらいまで体が回復していればよいのですが、そうでない場合は妊娠がリスクになってしまうことも。
次の妊娠を早めに考えている人は、性交渉の再開時期に加えて、妊娠可能な時期についても医師に確認しておくとよいでしょう。
●感染症を防ぐ
出産によって子宮や産道、膣はダメージを受けています。人によっては会陰に裂傷も生じているはず。
産後まもない時期は、性交渉を通じてそうした傷口から細菌やウイルスが入り込み、感染症を引き起こしてしまうこともあります。
再開後しばらくは激しい性交を避け、コンドームを使用するなど、感染症予防をしておいたほうがよいでしょう。
●痛みを防ぐ
産後はホルモンバランスの影響で膣の分泌液が減り、いわゆる「濡れにくい」状態になります。
この時、無理にしたことで痛みが生じた結果、その後の性交渉によくない影響が出ることも少なくありません。
できればパートナーには体が濡れにくい状態にあることを伝え、ゆっくり焦らずにしてもらうなどの対応を。
潤滑ゼリーを使うというのも、解決法としてはアリでしょう。ドラッグストアやネット通販などで購入できます。