疲れすぎているときは自分を甘やかしていい


 

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世間には何かにつけ「お母さんは我慢しなければならない」という、風潮があるように思います。でも本当にそうでしょうか? しかめっ面で、なにもかも辛そうなお母さんより、ときどきリフレッシュしながら笑顔の絶えないお母さんのほうが、子どもも安心すると思いませんか?

 

「性欲」は、余裕がないとなかなか生まれてきません。自分が疲れすぎている状態では、生命維持のための「睡眠欲」や「食欲」のほうが優先されてしまいます。 そんなときは、「自分を甘やかすこと」をためしてみてはいかがでしょうか? 自分を甘やかすことに、罪悪感があるという人もいらっしゃいます。 でもあなたは、子どもが楽しんで遊んでいるときに「罪悪感」を持っていて欲しいですか?


自分の母親に「こんなに楽しんでいて娘に悪いわ」と思っていて欲しいと思いますか? 

 

あなたが疲れていて「リフレッシュしたい」と感じているのなら、「楽をしたい!」と思うのなら、「罪悪感」なんて持たずにそうしていいのです。 母親が「楽しむこと」や「楽をすること」に、罪悪感を持つ必要なんてどこにもありません。

 

「性欲」を取り戻す第一歩は、「余裕」を取り戻すことです。 筆者は自身も、自分が我慢しているときは、人にも優しくなれませんでした。「いまは自分を甘やかすことができているから、他の人にも優しくする余裕があるのかもしれないな」と、出産育児を経験して痛感しています。 お母さんとしてがんばるのはとっても尊いことですが、「お母さん」はあくまでもあなたの一部。ひとりの人間としての、いろいろな顔があってもいいはずです。

 

 

文:矢島みさえ