お友だちが集まってにぎやかに遊んでいるときなどに、子どもが突然、腹痛や嘔吐、頭痛に襲われることが。これは、はしゃぎすぎによる「自家中毒」が原因かも。そもそもこの名前、聞いたことはありますか? 症状やメカニズム、対処法などを詳しく解説します。

 

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自家中毒ってどんな病気


自家中毒とは、正式には「ケトン血性嘔吐症」と言い、食欲の低下、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛などの症状が現れます。 発熱することはほとんどありませんが、元気に遊んでいたのに急に顔色が悪くなってこれらの症状を訴え、嘔吐を繰り返すのが特徴です。

未就学児によくみられる病気で、発症を繰り返すことも少なくありませんが、成長とともに徐々に治まっていくのが一般的です。