自家中毒の原因は?


自家中毒の原因となるのは、体内に溜まった「ケトン体」です。 私たちは摂取したブドウ糖を分解して、活動に必要なエネルギーを生み出しています。しかし、自律神経のひとつである交感神経が過剰に働く状態が続くと、ブドウ糖をうまく分解することができなくなります。 すると代わりに脂肪を分解して、エネルギーを生み出す仕組みが働きだすことに。その際に、エネルギーと同時に生み出されるのが「ケトン体」です。 「ケトン体」は腹痛や頭痛を引き起こし、脳を刺激して嘔吐を誘発する作用を持つ物質。これが体内に溜まることで、自家中毒を発症するとされています。

 

自家中毒はなぜ子どもに起こりやすい?


子どもは自律神経や脳の機能が未熟なため、些細なことで自律神経バランスが乱れやすくなります。 そのため、疲れや緊張、ちょっとした体調不良、はしゃぎすぎなど、普段と違うことが起こると交感神経が異常に興奮して、自家中毒を急激に発症しやすいのです。 特に男の子に多く見られ、やせ型で繊細な子がなりやすい傾向があるとされています。

 

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