寝る前のスマホが体内時計を乱す
いっぽう、スマートフォンなどの電子画面が発する光の強さは30ルクス程度。光の強さとしては、さほど強いものではありません。 しかし「色温度」の高い光、いわゆる「ブルーライト」であるため、睡眠に影響を及ぼしてしまうのです。 太陽光やテレビ、一般照明にも含まれるブルーライトですが、スマホのように至近距離で見る場合には注意が必要です。 このブルーライトを浴びるとメラトニンの分泌は抑制され、体内時計を乱してしまうといわれています。
寝る直前までスマホを見ていたら眠れなくなってしまい、体内時計が狂って昼夜逆転…よく耳にする現象です。 体内時計と昼夜が一致しないと「概日リズム睡眠障害」とよばれる睡眠障害になってしまうことも。 戻すためには短くても2週間はかかり、なかには何年もの間、社会生活に支障をきたすケースもあると言われています。