入浴を控えたほうがいいとき
発熱はしていても元気がある。そんなときでも、次のような場合は入浴を控えたほうが無難です。
1.下痢と嘔吐がひどい
頻回な下痢や嘔吐は体力を奪うだけでなく、身体に必要な水分も奪います。
入浴するとでさらに水分が失われますので、微熱であっても、日に10回以上の下痢・嘔吐があるときは入浴は控えて。
2.発疹がひどい
発熱の原因となる感染症には、水ぼうそうやとびひのように発疹ができるものがあります。
入浴は可能ですが、ジュクジュクした発疹にはお湯が刺激となることも。
かゆみや痛みなどの症状が悪化してしまうことがあるため、状態がひどいときや数が多いときは注意が必要です。
3.嫌がる
もともとお風呂が好きな子もいれば嫌いな子もいますが、熱があるときは身体がダルくを嫌がることも少なくありません。
熱がある間は、本人が嫌がるようであれば無理に入浴させる必要はありません。
熱があったとしても多くの場合は入浴可能です。お子さんの様子をよく観察して、注意しながら入れるのか、それとも今日はやめておくのか。判断していただければと思います。
文:成田亜希子