季節の変わり目は体調不良を起こしやすいもの、風邪やインフルエンザの流行も気になります。特に子どもは「元気はあるけど熱がある」という状態になりやすいもの。そんなとき「お風呂に入れていいのかしら?」迷うママも多いことと思います。そんな疑問に医師がズバリ! OKかNGかの判断の仕方、入浴時の注意点など詳しく回答します。

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熱があるとき入浴は控えるべき?


 

確かに少し前までは「熱が出ている間は子どもの入浴は控えるべき」という考え方が一般的でした。 しかし子どもは新陳代謝が活発で、熱が出ると汗や皮脂の分泌が多くなり、体だけでなく髪の汚れなども気になるもの。熱があっても元気であれば、お風呂に入れたくなるのももっともです。 発熱時の入浴の可否には諸説ありますが、現在では「熱があったとしても極端に衰弱した状態でなければむしろ入浴した方がよい」との考え方が一般的になりつつあります。 むしろお風呂で身体を温めることで、全身の血行が良くなり、発熱や痛みに伴う身体の疲れを癒すことができるのです。子どもの状態をよく把握し、無理のない範囲で入浴させましょう。