119番通報の0.9%はいたずら…
では実際、年間何件の110番通報があるのでしょうか?
警察庁が公開した「令和元年 警察白書」によると、平成30年中の110番通報受理件数は約916万件。およそ3.4秒に1回、国民約14人に1人から通報を受理したことになるそう。 また携帯電話など移動電話の110番通報が73.5%を占め、過去最高値を記録しました。
110番通報の数だけでなく、119番通報の数も気になるところ。 総務省消防庁は公式ホームページ上で、「平成30年版 消防白書」を公開。平成29年中の119番通報数は844万2390件となっており、通報内容の内訳は「救急・救助に関する通報」が70.9%を占めています。
さらに詳しく内訳を見ると、「火災に関する通報」の割合は0.9%でした。「その他」が21.7%の一方で、「いたずら」も0.9%の割合でかけられているとのこと。割合で見るとわかりにくいですが、いたずらの通報件数だけで73192件にものぼっています。
毎年おびただしい件数の通報が寄せられているので、1件ごとのわかりやすさと情報量が増えれば便利なはず。ビデオ通話での110番が今後どのように活かされていくのか注目したいですね。
文/内田裕子