■「本当はやさしいママになりたい!」(夏菜子さん/32歳/デザイナー)
結婚して数年間、旦那が家事に参加してくれたことはありません。もちろん収入は圧倒的に旦那のほうが上。何も手伝ってくれないことにいつもイライラしながらも、なんとかワンオペ家事でがんばっていました。 しかし、息子の育休明けから早朝出勤が続き、完全にオーバーワーク状態。保育園のお迎えから帰ると、休むヒマもなく夕飯のしたくに息子の面倒。いけないと思いつつも、抱っこをせがんで甘える息子に「あっち行って!」とキツく当たってしまいました。 育休が明けて3か月たったころ、ついに限界が。大泣きしながら「本当はもっとやさしいママになりたいのに、余裕がなくてできない! お願いだから家事に参加して」と訴えたんです。その言葉が心に響いたようで、少しずつですが家事をするように。 いまでは洗濯物や掃除など、積極的にこなしてくれて本当に助かっています。あのままだったら離婚していたかもしれません、辛いときは正直に伝えるって大事ですね。夫婦の危機を乗り切れたことに安堵しています。