気を遣いすぎて必要なひと言が言えなかったり、心配しすぎて変に遠慮してしまったり…そんな〝距離感の測り違い〟は誰にだって起こります。特に気遣いしすぎる性格の人は、それが裏目に出て、かえって「気の利かない人」と言うレッテルを貼られることも。辛い経験をしたママたちの声をお聞きください。

 

 

■「お下がりいる?」と聞けなくて(恵子さん/34/農具機器メーカー事務)

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同じマンションに住むママ友のKさんが「制服のサイズが合わなくなった」と言って、お子さんに体操服を着せていました。ちょうどうちの娘が卒園したばかりだったので、お下がりをあげようかと迷ったのですが…。 (余計なお世話じゃないか?)(上から目線だと思われたらどうしよう)と、いつもの気を遣いすぎる癖が出て…私からは言い出せませんでした。ある日、ママ友たちとおしゃべりをしていると、ひとりが「うちの娘の制服、サイズアウトだからあげようか?」とKさんに聞きました。

Kさんは大喜び。(こんなことなら、私も聞けあげればよかった…)と少し後悔していたところ、別のママ友が「恵子さんちのは捨てちゃったの? サイズちょうど良さそうだったのに」と。(このタイミングでそれ言う!?)と私は顔面蒼白。 「卒業してすぐ処分しちゃった」と答えましたが、うちの娘の卒園前から、体操服を着せている理由は聞いていました。Kさんは何も言いませんでしたが、きっと「気の利かない人」と思ったことでしょう。 わが家の押入れには処分もできず、かと言ってKさんにも渡すこともできなかった娘の制服を、いまも後生大事にしまってあります。