顔認証で自動支払い!?


顔認証システム搭載で、より便利になるのはATMだけではありません。昨年の12月には、「セブン-イレブン 三田国際ビル20F店」が顔認証システムを導入。入店や会計時に利用者を特定することで、手ぶらで買い物できるコンビニを実現させました。

 

NECの従業員のみが使用できる同コンビニは、「事前登録した顔のデータ」と「来客の顔」を照合する仕組みです。会計は客自身がバーコードを読み取るセルフレジで計算。顔認証で得られた情報をもとに、購入者の給与から天引きで精算されるそう。会計時間が短縮されるだけでなく、コンビニ店員の人員削減にも繋がります。

 

今年4月にはファミリーマートも「次世代型コンビニエンスストア」を開店。「ファミリーマート 佐江戸店」に、顔認証決済機能やスマホアプリから注文や決済ができる「モバイルオーダー」などのサービスが組み込まれました。

 

さらに「ローソン 氷取沢町店」でもスマート店舗実験を今年8月に開始。人手不足対策として、深夜の時間帯は売り場に店員がいない状態になるそうです。入店する際には、「事前にローソンアプリに登録した入店用QRコードの利用」「近隣のお客さんに配布した入店カードの利用」「入店管理機器で顔写真を撮影しての入店」のいずれか1つをクリアすることが条件。“入店管理機器”はNECが開発した顔認証システムで、顔を識別すると自動ドアが開いて入店できます。完全無人のコンビニが浸透する日は、そこまで遠くないかもしれません。