お話を聞いたママたちが「女の敵は女かも…」と実感するようになったのは、結婚・出産を経てからだといいます。そのきっかけは〝独身お局様〟からの嫌味攻撃。特に子どもに関することで、仕事に影響が出たときの風当たりは、なかなか辛いものがあるのだとか。上手な対処法はあるのでしょうか?

 

 

■子どもの病気の説明は具体的に(佐和子さん/32/商社勤務)

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妊娠がわかったとき、私の直属の部長は男性だったんです。自分にも幼稚園の子どもが2人いることもあり、報告するととても喜んでくれました。「おめでとう! うちの部署にママさん社員はいないけど、復帰したら精一杯フォローしていくよ」とまで言ってくれて、すごく勇気づけられたんです。

1年の育級が空けて職場復帰するころ、人事異動があり、独身の女性部長に代わってしまったんです。そして私が子どもの体調不良で休むときには「よく熱が出るのねぇ」「また周りに負担がいっちゃうな~、どうしようかな~」と嫌味ばかり。

さすがに気が滅入って、保育園のママ友に相談したら「子どもがいない人には想像がつかないのかもしれないよ。どれくらい仕事に影響が出るか、わかりやすく説明したらいいんじゃない?」と助言をもらったんです。

それ以降「中耳炎ですと朝は元気でも、12時間で39℃まで急激に熱が上がります」「突発性発疹は熱が4日ほど続いて、その翌日の発疹のときが不機嫌で大暴れするので、熱が下がっても保育園に預けられないんです」など、子どもの病気について詳しく「プレゼン」をすることに。

その効果あってか、数か月経ったころから女性部長からの風当たりが少なくなってきました。今後もくどいと思われない程度に続けていきたいと思います!