時速360キロの次世代新幹線!
ネット上では、「荷物を置けるスペースが足りなくなりそう」と心配する声も。しかし東海道・山陽・九州新幹線は、方向性として「特大荷物置き場の拡大」を示しています。例えば東海道新幹線の場合、車内デッキ部にある一部の洗面所を整備して「荷物コーナー」を新設予定。座席が最後部ではなくても、特大荷物の置き場所に困らず済みそうです。
さらに荷物コーナーには盗難防止のための「二重ロック方式」を採用。荷物を取り出す際には、「予約者のみが所持する交通系ICカード」と「予約した際に知らされる番号」の2つが必要となります。セキュリティ対策も万全な「荷物コーナー」の拡大は、2023年度から実施されるとのこと。
日々発展し続ける新幹線ですが、進化しているのは内装やシステムの整備だけではありません。来年デビューする見通しの「N700S」は、最先端の技術を駆使して完成した次世代新幹線です。現行車両の最高速度320キロを大きく上回り、時速360キロのスピードで走行できる同新幹線。現在は営業最高速度が決められているため360キロを出すことはできませんが、将来速度制限が解除されれば長距離移動の時間も短縮されるかもしれません。
家族や友人とも乗る機会の多い新幹線。今後も快適な移動ができるよう、設備やシステムが整っていくといいですね。
文/古山翔