新感覚SFアクション大作『インセプション』


クリストファー・ノーラン監督が、オリジナル脚本を映像化した『インセプション』。構想に20年を要した超大作です。

 

主役のドミニク・コブ役にレオナルド・ディカプリオ、共演にサイトー役に渡辺謙といった豪華キャストが、不可能に近い最高難度のミッション「インセプション」を与えられるというストーリー。

 

他人の夢の中、潜在意識の奥深くに潜り込んで情報を盗むこと(エクストラクション)ができる優秀な産業スパイのコブは、ある日、不可能に近い最高難易度のミッション、『インセプション』(情報を植え付けること)の仕事をしなければならなくなりました。

 

コブは心に厄介な問題を抱えながら困難なミッションを成功させる為に各分野のエキスパートを集めていきます、そのエキスパート達と難解なミッションに挑むのですが、夢の中と現実、夢の中でも何層もの階層にダイブしていくので、観ている視聴者も難解になっていきます。

 

しかもターゲットも鍛えて武装できるので、頭の中が??となり、サラッと簡単に観ることができない映画になっていますが、全てが理解できた時の気持ち良さは他の映画では味わえない感覚です。

 

そしてこの作品の面白いところは、キャストの名前にも意味があり、例えばコブ(Cobb)は、「夢」という意味があったり、妻のモリー・コブは夢をつかさどる神の「モルペウス」が由来とされている等、キャストの名前にも意味があって、その意味を調べて分かった時の楽しさや、キャストの頭文字を並べると「DREAMS」(夢)になる等、本編を観るだけでは分からない芸の細かさに感心させられます。