親子で観たい名作ファンタジー『ベイブ』


1996年に公開された、ジョージ・ミラー脚本でクリス・ヌーナン監督が映像化した『ベイブ』は、本物とアニマトロニクス、CGを加えた映画です。

 

物語は、純真無垢な子豚のベイブが、母親と兄弟と引き離されて知らない土地に連れて来られ、収穫祭の商品として農場主のアーサーにもらわれたところから始まります。

 

母親を恋しがるベイブに、牧羊犬のフライが母親代わりとなって農場のルール等を教えていきます。ベイブはフライの真似をして、まるで牧羊犬のような豚に成長。 しかし、ベイブはあくまでも食用の豚です。食べられてしまう運命にありますが、そんな豚の宿命を覆していく姿に、大人も子どもも夢中になってしまいます。

 

この作品の見所は、ベイブの諦めない心や、食べ物への有り難みと命の大切さを学べるところ。現代ではつい忘れがちになる大切なことを教えてくれます。

 

おでかけもいいけれど、今夜は名作映画に浸ってみては?


家族でお出かけするのも楽しいですが、秋の夜長には名作映画の世界に浸るのもおすすめ。 映画を通して、思いやる心や大切にする心を再確認するとともに、大切な人に感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

 

文/小野寺香織