仕事をしていると、一緒に働いた人が残念ながら退職してしまうことも。頼りになる人材がやめていくのは会社としては大きな損失ですよね。しかし最近では、退職者をリソースと捉える「アルムナイ」というワードが注目されていました。

 

退職者を再雇用する「アルムナイ制度」とは


そもそも「アルムナイ」とは、自社を定年退職以外の理由で辞めたOBやOGを指す言葉。この「アルムナイ」を再雇用する企業が徐々に増えてきているようです。「出戻り制度」や「カムバック制度」と呼ぶ場合もあり、即戦力になる人材をすぐに見つけられるメリットが。入社後すぐに仕事を任せられるため、人手不足の解消にも最適です。

 

会社によって方針は様々ですが、退職者とSNS上でコミュニケーションをとり合っているケースもありました。いつでも気軽に戻れるよう、連絡を欠かさないことが大切なようです。また「アルムナイ制度」を実施した場合、採用方法にも変化が。例えば“優秀だけどすぐやめそうな人”でも、再雇用制度があれば躊躇せずに採用できます。企業側だけでなく、就業者にも“出戻り”という選択肢が増えるのが嬉しいポイント。

 

実際にアルムナイ制度を導入した企業からは、「以前バリバリ働いてた人が復帰した途端、一気に仕事が進むようになった」「何度も面談を行わなくていいのが楽」といった声が上がっていました。