自分の思い通りに動いてくれる従順な妻は、夫にとって都合がいいもの。「古き良き大和撫子」にはそういうタイプが多かったのでしょうか。しかし、あまりにも従順な妻でいすぎたため、年月が経ってから思わぬ〝代償〟に悩まされている妻たちも。いったいどんなことに悩んでいるのでしょうか?
■古き良き大和撫子を徹底した結果…(奈々さん/37歳/専業主婦)
旦那が帰宅すると、座るまでに晩酌セットを用意しなければいけません。旦那が飲み物や汁物をこぼしたら、何も言わずにサッと拭き、新しいものと取り換えます。仕事に出かけるときは靴下からシャツまですべて準備しておき、両手を広げる旦那に上着を羽織らせます。 結婚してからの10年間、私はずっと、古き良き大和撫子であろうと努力してきました。旦那の言うことは絶対で、彼の手間になるようなことは絶対にさせない〝良妻〟であり続けてきたんです。その結果、旦那は「自分で何もしない人」になってしまいました。 ご飯ひとつ炊くこともできず、私が40度の熱で寝込んでいたときでさえ、たたき起こしてご飯を作らせるような男。もちろん「ありがとう」や「ごめん」という言葉はありません。やりすぎてしまった弊害に、最近やっと気づき始めています…。