昔から夫婦のことを「喧嘩するほど仲がいい」などと言いますが、それはお互いに、深いところにリスペクトがある場合。今回お話を聞いた妻たちは「リスペクトのない喧嘩は、ただの〝罵り合い〟です」と言います。本人自身が「最悪だ」という夫婦喧嘩、いったいどんなものなのでしょう。

罵り合いはエスカレートする(瑠璃さん/35歳/一般事務)

 

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「そんな細かいことでいちいちグチグチ言うなよ!」という旦那のひと言から、いつも夫婦喧嘩が始まりまっていました。「夕飯は家で食べる」と言って会社に行くのに、何の連絡もしないまま飲みにいって、終電に帰宅することがしょっちゅう。 「夕飯の準備があるんだから、LINEぐらいしてよ!」と何度言っても「いいじゃん、明日食べれば!」と、まともに話も聞いてくれないんです。何回言っても逆ギレされるので、たまったもんじゃありません。 仕事でクタクタなのに夕飯の準備をする妻の大変さを、夫は1ミリだって理解しようとはしません。相手への思いやりや敬意なんて、ひとかけらもないんですよね。 「あなたはいつも自分勝手!」


「酒ぐらい好きに飲ませてくれよ! せっかく気持ちよく飲んでもおまえのせいで台なしだ」


「あなたこそ、私の気持ちを全然わかってくれないわ!」 こんなに罵り合ってる夫婦を「仲が良いね」と憧れる人がいるとは思えません。