運送業界全体の「人手不足」が問題視されている…
サービスを変更した配送会社は日本郵便だけではありません。
例えばヤマト運輸株式会社は、2017年に「配達時間帯の指定枠」「再配達受付の締め切り時刻」を変更しました。公式ホームページによると「社員の法定休憩時間の適切な取得」「勤務終了から翌日の始業までの間に一定時間のインターバルを設ける制度の確立」など、社員が働きやすい環境を実現するためだそうです。
また福山通運株式会社も、昨年「働き方改革」などの影響で日曜日の営業体制を変更。同社が公開した資料では、「運送業界における人手不足問題」も問題点の1つとしてあげられています。このとき大きく変わった点は、日曜日の集荷・配達がなくなったこと。日本郵便が制度を変更する以前に、運送業界では働き方の見直しが行われていました。
働き方の変化やインターネットの普及など、大きくうねりを見せる運送業界。今後どのように変化していくのか見守りたいですね。
文/河井奈津