景気が悪くなると、「節約しようかな」「買い物をちょっと控えなくちゃ」という人は増えてきますよね。最近「買い控え」の傾向が強まっているようで、内閣府が発表した「消費動向調査」の結果が大きな反響を呼んでいます。

 

景気は悪くなってるの!?「消費者態度指数」が後退


先月末に発表された同調査によると、2019年7月の「消費者態度指数」は“2人以上の世帯”で前月比0.9ポイント下落。10カ月連続で低下し続けるという結果になりました。

 

そもそも「消費者態度指数」とは、「暮らし向き」「収入の増え方」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」の4項目から算出された数字。景気に対する消費者の心理をあらわすとされていて、消費に対する積極性の目安になるデータです。

 

また同調査では、消費者が感じる「物価の見通し」も発表。2人以上の世帯の場合、最も多かった回答が「物価は2%以上~5%未満上昇する」の39.5%でした。「上昇する」と感じている人を合計すると87.1%という結果に。「低下する」と答えたのはわずか3.7%にとどまっています。