■固い決意をあらわすための〝保険〟(真希さん/38歳/看護師)
子どもが1年生のときにPTAの本部役員になりました。当初の説明では「平日の集まりはほとんどない」はずだったのに、現実はまったく違うものでした。火曜の夜8時に、突然「明日の朝9時にPTA室に集合してください」と招集メールが届くとか。 「仕事があるど、行かないと何を言われるか分からない」…そんな恐怖から、翌日は仮病を使って仕事を休み、PTA活動に参加しました。そんなことが、わずか1か月の間に5回…この先続けるのは、絶対無理です。 そこで、PTA会長に「役員を辞めさせてほしい」と直談判したのですが「無責任すぎる!」と即座に却下され、延々と引き止めにあいました。考えたあげく、仕方ないのでPTA会員自体を辞めることに。 しかし会長の剣幕からして、普通に「退会届」を出しただけでは受理されない可能性もある。そう思い、ある〝保険〟をつけました。それは、PTA退会に関する過去の訴訟資料や、PTAを辞めた人のブログ記事などです。 「私はここまで調べている」という、脱会への固い決意をあらわしたつもりでした。これが功を奏したのか、その後は無事にPTAを退会できました。