■そのケンカ、年季入ってますよね(公子さん/34/営業事務)

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義父は物知りな人で、妙なウンチクをたくさん知っています。姑の還暦の祝いの席でも、「宇宙のはじまり」など、祝いの席にまったく関係のない話を延々としていました。姑が肘でつつきながら「そのへんにしといてよ」と釘をさしますが、子どもたちにいろいろ教えてあげたい義父はやめる気ゼロ。 「毎晩遅くまで、ずっとテレビでこんな番組ばっかり見てるの。こっちは眠れやしないわ」とため息をつきます。すると一気に空気が険悪に。「なんだよ、お前は向上心が足りなさすぎる! だいたいこんな田舎で車の免許も取らずに自転車ばっかり乗って…進歩がない!」と、義父は話題を変えて夫婦ゲンカをふっかけます。 「ちょっと言い過ぎ」と仲裁に入ろうかとしたそのときです。義母も負けずと「ふんっ。あんたの稼ぎが悪いからこっちは働き詰め。免許取る時間もなかったのよ!」と応えます。このケンカ、かなり年季が入っていそう…。 幸いにも義母へのお祝いの真珠のネックレスを渡すと、2人とも「きれいじゃないか」「ありがとうねえ」と機嫌がなおりました。下手に首を突っ込まなくてヨカッタ〜!! 冷や汗がでました。