夫婦喧嘩は犬も食わぬと言いますが、よその夫婦喧嘩ほど見ていて面白いものはない!? うっかり姑と舅のバトルに居合わせちゃったママたちが見た「ウチよりヒドい」その内容とは?

 

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■煮込みハンバーグの悲劇(里美さん/31/販売員)

主人の実家は同じ市内にあり、子ども2人を連れて月に一度は帰省しています。よく食卓にのぼるのが、主人が子どもの頃から好物だという煮込みハンバーグ。いつも通り夕食をいただいていたときのことです。舅のシャツの袖にケチャップソースが飛んでしまいました。 「だから煮込みハンバーグは嫌だって言ったじゃないか! 毎度毎度バカのひとつ覚えみたいに!」と突然、舅の怒号が響きます。子どもと私は目を丸くして驚きましたが、姑は怒鳴られ慣れているのかちっとも動じません。 「だって、かわいい息子が孫連れて帰ってくるんだから、好物を用意したいじゃない! 文句があるなら食べないで!」と反撃。「大人になったいまじゃ好物でもなんでもねーよ! 本人に聞け!」 視線を一身に受けた主人は「いや、子どもの頃は好きだったけど…」とモゴモゴ。実は大人になったいま、すでに好物ではなくなっていたようです。泣き崩れる姑。 私は「いや、私も子どもたちも大好きですから」と必死に慰めましたが、結局姑は部屋にこもってしまいました。とても気まずい夕食となりましたが、翌月行くとやはりメニューには煮込みハンバーグ。「このケンカ引き分け!」と思った瞬間でした。