日本を象徴する山といえば“富士山”。7月から山開きされて、たくさんの登山者が訪れています。しかし、今年は前年に比べて一味違う動きがある様子。日本のシンボルにどのような動きがあるのか、早速見ていきましょう。

 

富士山の「入山料支払い率」を引き上げる秘策とは?


世界文化遺産にも登録されている富士山ですが、入山料は“任意”で徴収されています。この制度は平成26年から「富士山保全協力金」として、美しい富士山を後世に引き継ぐためにスタート。現在は1人1000円ずつ徴収している中で、去年お金を支払った人は半数程度にとどまっていました。

 

ちなみにこの「保全協力金」は、救護所の拡充やトイレの改修といった環境の整備に使われています。富士山の5合目など現地でも手続きできるほか、コンビニやインターネットでも支払いが可能。協力すれば、温泉やホテルなどの優待割引も受けられる制度です。

 

「富士山に登ったことがあるけど、入山料があるとは知らなかった…」「結構割合低いんだ! 払っている人が多いと思っていたのに」「“任意”だと、払いたくても正直めんどくさかったりすることはあるよね…」といった声も上がる中、時代に即した取り組みも開始されました。