夏は気温が上がるので、家中のニオイが気になる季節。エアコンで冷えた室内ではあまり感じなくても、少し温度の高い玄関先のシューズボックスを開け締めしたときに臭いと思うことがありませんか?

 

これは靴に付着した細菌が原因。1日履いた靴は乾燥して1日休ませることで臭くなるのを防げますが、子どもの運動靴や大人の通勤靴はなかなかそうもいきません。そんなときに活躍するのが、アイリスオーヤマの「脱臭くつ乾燥機カラリエ KSD-C2」です。

 

乾燥だけでなく脱臭機能も搭載したこのアイテムの3つの魅力をお伝えしましょう。

 

二股ノズルで2足同時に乾かせる


脱臭くつ乾燥機カラリエの本体サイズは、幅137×奥行き101×高さ289mm、重さは約780gとコンパクト。このサイズなら普段はシューズボックスに収納できます。

 

▲カラーはホワイト、ブルー、ブラウンの3色が揃う。コード長は約2.0m。玄関周りにコンセントがない場合は延長コードを用意しよう。

 

使い方は簡単で、伸縮ノズルを靴に差し込んでスイッチを入れるだけ。1足ずつ乾燥できるのはもちろん、ノズルの先端は二股になっているので2足同時に乾かせます。

 

▲伸縮ノズルの先端が二股になっており、両方から風が出る。靴と靴の間にノズルをセットすれば、2本のノズルで2足同時に乾かせる。

 

ただし、2足同時に乾かす際は、両方同じぐらいの高さに履き口がないとノズルの置き場所が安定しません。筆者も最初は上手く靴の中に風を当てられなかったので、短時間でしっかり乾かしたいときは1足ずつにしたほうが良さそうです。

 

▲玄関の段差が低いので、本体のスタンドを立てて乾かすことに。スタンドを立てずに本体を寝かせたままで使うこともできる。

 

革靴モードで毎日履く仕事靴もニオイ知らず


脱臭くつ乾燥機カラリエは、オゾンを含んだ温風で靴を乾かします。靴が吸収した汗を乾かすことでニオイが減り、約90%の脱臭が可能です。付着した菌を除菌する効果もあり、60分の乾燥で99%以上の除菌ができるのだとか。

乾燥モードは「標準」「革靴」「低騒音」の3つのモードを搭載しています。スニーカーや長靴は「標準」モードでOK。ビジネスシューズやパンプスなどの革靴は乾燥させると痛みやすいので、「革靴」モードを使うのがおすすめです。

 

▲標準モードは約50℃の風で乾かすのに対し、革靴モードは約40℃の温風が出る。

 

乾燥時にはタイマーをセットでき、30分/60分/120分/180分から選べます。湿った長靴やスニーカーの場合は標準モードで30分、洗った靴を乾かす場合は標準モードで120分の乾燥が目安。革靴の場合は革靴モードで30分です。

 

「低騒音」モードは、約40℃の風で「標準」の半分程度の風量で乾かすモード。実際、標準モードで使うとたしかにある程度の音がします。玄関と寝室が違い場合などは、低騒音モードで乾燥するといいでしょう。

 

▲子どもの長靴やブーツなど高さのある靴はスタンドを立てて使う。低騒音モードで乾かしながら寝れば、翌朝にはきれいに乾いている。

 

省スペースで乾かせるから狭い玄関でも問題なし


子どものスニーカーや上靴などを丸洗いして乾かすとなると、乾燥に時間がかかります。また、玄関に人が出入りする時間や狭い玄関では、できるだけ邪魔にならないように乾かしたいところ。

 

そんなときは、スタンドを立てて伸縮ノズルを縮めた状態にすることで、靴を床におかずに乾燥できます。収納時だけでなく、乾燥時にもできるだけ場所を取らずに使えるのはありがたいですね。

 

▲重い靴の場合は不安定になりやすいので、子どもの靴など軽いもののほうが向いている印象を受けた。

 

また、脱臭くつ乾燥機カラリエはシューズボックス内の乾燥や脱臭にも使えます。温度が上がりすぎると安全装置が働いて30秒間冷却運転をしたあとに停止するんです。これなら外出中にセットしておくだけで湿気やニオイを除去できますね。

脱臭くつ乾燥機カラリエの直販価格は6980円(税抜)。家に入った瞬間のイヤなニオイを少しでも減らしたいなら、まずはニオイのもとを断ってみましょう。

 

アイリスオーヤマ 脱臭くつ乾燥機カラリエ KSD-C2

サイズ:幅137×奥行き101×高さ289mm

重さ:約780g

定格消費電力:215W(標準)/190W(革靴)/180W(低騒音)

https://www.irisohyama.co.jp

 

文/今西絢美 撮影/篠田麦也