■間違いノートを作って自分だけの参考書を作る

自分が過去に間違った問題は、成績アップにつながる宝物。そのまま放置するのはもったいないですね。練習問題やドリルなどで間違った問題や、たまたま正解したけれど、考え方が理解できなかった問題などを集めた間違いノートを作りましょう。 問題文を書き写したり、コピーをノートに貼ったりして、再度の解き直しを。その際、単なる答え合わせだけで終わるのではなく、解答・解説を書き写すことも忘れずに。さらに、最初に間違ってしまった理由を分析し、一緒にノートに記しておくと、理解が深まります。 解き直しても、また間違ってしまったら、正解するまで何度も繰り返します。このときに、1回目と色を変えて解いたりすれば、複数回間違っている問題が一目瞭然。重点的に復習するポイントが明確になりますよ。 この間違いノートは、自分の弱点が詰まった、オリジナルの参考書であり問題集。テスト前の復習などに、何度も活用しましょう。時には、お父さんやお母さんがこのノートの中から抜き打ちで出題し、きちんと理解できているかチェックしてあげるとよいですね。


■まとめ

これまで意識的にノートを取ってこなかったお子さまにとって、ノートづくりは最初は難しいかもしれません。慣れるまでは、板書を書き写すので精いっぱい。なかなか思うようにいかないところもあるでしょう。しかし、焦らずに試行錯誤を繰り返すうちに、ベストな方法が見つかるはずです。 ポイントは、キレイなノートを作ることのみで完結しないこと。ノートは復習時に読み返し、学習内容を振り返るものなので、自分にとってわかりやすく、見やすくまとまっていたら、それでOK!お子さまが目的を見失わないよう、見守ってあげてくださいね。 ノートや手帳を上手に活用するのは、大人にとっても難しいもの。その分、子どものうちにマスターできると、一生役に立つでしょう。