■社会保険への加入手続き方法は?
生まれたばかりの赤ちゃんが最初に病院へ行くのは、1カ月検診になります。それまでに社会保険および国民健康保険への加入手続きが完了していないと全額自己負担することになるため気を付けたいもの。ではどのように手続きを進めたらよいのでしょうか。 両親の勤務先である会社に必要書類を提出し手続きをします。書類の種類は加入している健康保険組合によって異なるため、心配な方は事前に会社へ確認しておくと良いでしょう。 共働きで両親がそれぞれ社会保険に加入している場合、夫の会社で手続きを行いことが多いようです。 また、両親が社会保険ではなく国民健康保険に加入している場合は、自治体(役所)へ行き加入手続きをします。いずれも、親の扶養家族としての加入となります。
■地域によってさまざま、乳幼児医療費助成の手続きも速やかに
健康保険への加入と共に必ず手続きをしておきたいのが「乳幼児医療費助成制度」です。この制度は、子どもが医療機関で治療・診察を受けた場合、自治体が費用の一部または全額を負担してくれます。 自治体によって設けられている制度のため、負担額や対象となる年齢もお住まいの地域の自治体によってさまざまです。 生まれたばかりの赤ちゃんや幼いお子さんは何かと医療機関にかかる機会が多いものです。そのため、かさむ医療費を健康保険はもちろんのこと、乳幼児医療費助成制度によって負担額を減らすことができます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、出産後に必要な手続きと、その中から社会保険および国民健康保険への加入手続き、そして乳幼児医療費助成制度についてご紹介しました。 出産後にこんなにたくさん手続きが必要なんてと驚いている方も少なくないはず。出産後は生まれたばかりの赤ちゃんの世話をしながら、これらの手続きをしなくてはなりません。 そこで必要なのはご家族の方の協力です。出産前に各自治体や健康保険組合に確認できることは確認を済ませておき、出産後も期限内に手続きがスムーズにできるよう、ご家族と協力して計画を立てるなど準備をしておくと良いかもしれません。 1カ月検診まではあっという間です。保険証の発行は10日前後かかることもありますので、出産後速やかに手続きをされることをおすすめします。新しい家族と明るく楽しい生活がスタートできるよう、手続き忘れのないようにしましょう。