住宅購入を前向きに検討するご家庭において、問題になりやすいのが「頭金どうする?」という点です。 多い方が良い!とは言いますが、実際には、子育て中にまとまったお金を貯めるのは難しいもの。ライフステージによっては、「今住宅を購入したいのに、頭金を用意できない!」という方も少なくありません。 こうした方でも住宅購入できるよう、現在人気を集めているのが「頭金なしのフルローンで住宅購入」というスタイルです。大きな買い物だからこそ、決断前にそのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
■住宅購入における、一般的な頭金事情とは?
住宅購入には、何千万という多額の現金が必要になるケースも多いもの。このため、住宅ローンを使ってマイホームを手に入れる方法が一般的です。ここで登場するのが、「頭金」というキーワードです。 頭金は、住宅購入時にローンを使わず、現金で支払う部分のことを言います。つまり頭金が多ければ多いほど、ローンを組む金額は少なくて済むということ。当然、月々の返済負担も小さくなります。 実際にマイホームを購入した方を対象に調査をしてみると、「購入価格の1割~2割」を頭金として支払うケースが多いようです。 このように聞くと「その程度か」なんて思いがちですが、住宅はもともとの価格が高いため、3000万円の家を購入しようと思ったら、頭金は300万円から600万円にものぼってしまいます。万が一のときのための予備費を残しつつ、頭金をこれだけの金額で用意しようと思えば……「かなり大変!」というご家庭も多いのではないでしょうか。