7月11日、小惑星探査機「はやぶさ2」が2度目の着陸に成功しました。ネット上では「着陸、おめでとう!」「素晴らしい。さすがです」「あとは無事な帰りを祈るのみ」と歓喜の声が相次いでいますが、そもそも“はやぶさ”とは何をする探査機なのでしょうか。

 

「はやぶさ2」は初代「はやぶさ」のリベンジ版!


「JAXA はやぶさ2プロジェクト」の公式サイトによると、「はやぶさ2」は世界で初めて小惑星のサンプルリターンに成功した「はやぶさ」の後継機。地球から約2億4千万km離れた小惑星「リュウグウ」に着陸し、初代「はやぶさ」と同じように地中のサンプルを持ち帰ることがミッションです。

 

初代「はやぶさ」はミッションこそ成功させましたが、その裏では様々なトラブルがありました。そこで「はやぶさ2」は、前回の経験を踏まえて大幅に改良。トラブルの少ない確実なミッションを目指すと共に、「はやぶさ」が探査した小惑星とは別の小惑星を探査していきます。

 

「はやぶさ2」の着陸成功を受けて、プロジェクトマネージャー・津田雄一さんは「問題が起きたときのケースはたくさんたくさん検討してきたんですけど」「本番は本当に普通通り、予定のど真ん中で全て完璧に動いてくれた」と喜びを語っていました。尚「はやぶさ2」は2019年末にリュウグウを出発し、2020年末に地球へ帰還する予定とのこと。