■お局様の心理状態
お局様は劣等感を持っていて常に自分を守らないといけないと思っています。自分の立場や面目を危険にさらす恐れのある人に対して防衛行動として攻撃してくることもあります。そういった人たちの仕事のあらを見つけては指摘してきたり、わざとその人の評価を落とすような意見を言ったり。 自信がないため、心に余裕がなく常にピリピリとした緊張感を抱えています。昔、両親やクラスメイトから批判されつづけてきた経験があったりするケースもあります。 そういった経験から誰かに認められたい、尊敬されたいという承認欲求を抱えています。しかし実際には普通に優しく指示を出してもなかなか人がついてこない場合もあり、つい高圧的になって人を屈服させるような方法でしか人を動かすことができません。 お局様はそんな自分が受け入れられないのです。苦しい心境の中、本人もできることならそんな高圧的な態度なんて取りたくないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
■お局様との上手な付き合い方(会話編)
お局様との会話の基本は、相手の承認欲求を満たすことにあります。相手を褒めたり敬っていることを自然と会話に盛り込むのです。自分自身に劣等感とコンプレックスを抱えているお局様もこうやって接していくうちに相手から理解されていると感じてくれて、高圧的な態度が和らいでくるケースもあります。 そんなお局様と付き合うの会話法5つをご紹介します。 ・お局様の話に、笑顔で楽しそうに相づちをうつ 自分の話を楽しそうに聴いてくれる相手を悪く思う人はなかなかいないでしょう。関心を持って楽しそうにしてくれる人を見ると、自分のことを受け入れてくれているのだとうれしく感じます。 ・自分の方が見識が深い話題も含めて、常に「聴き上手」に徹する お局様との会話に限らず、一般的には会話の比重は、話すが3割、聴くが7割、がちょうどいいという専門家が多いです。自分は半分くらいの比重で話しているつもりでも、意外と7割くらい話していたというケースも多いくらい、自分が話をするというのは楽しいものです。
自分の話をしていると楽しく感じて、お局様の承認欲求も満たされていきますね。 ・「○○さん(お局様)はどう思われますか?」と会話中に意見を伺う お局様の意見もしっかり伺うという姿勢も大事です。複数人で意見を出し合っている中でお局様の意見だけ誰も尋ねようとしないとなったら、ないがしろにされていると感じることでしょう。 ・お局様の持ち物や服装について、おしゃれしてきたところを褒める お気に入りの新しいアクセサリーをつけてきたり、髪を切って雰囲気を変えてきたりしてきたときは、お局様もそこを褒めてほしい、気づいて欲しいと思っているポイントなのでチャンスです。自分がおしゃれに気を使っているところに気づいてもらえたらお局様に限らずみんな嬉しいですよね! ・お局様がお気に入りの男性社員を会話に混ぜて楽しく談笑 複数人での飲み会には、お気に入りの男性社員もメンバーに入れておくと、お局様もより楽しい飲み会になることでしょう!