不快なら最初から聞かないで!(裕子さん/28歳/受付)
単身赴任でなかなか家に帰れない旦那が、久しぶりに帰宅したのでデートをしてきました。子どもは両親に預け、久々の夫婦水入らずの貴重な時間です。 デートと言っても特別なことをしたわけでもなく、朝からふたりで出かけ、ランチをしてからショッピングに行き、ディナーを少しいいお店でいただいたくらいです。でも、その時間がとても楽しかったので、後日仲のいいママ友に話をしていたんです。 まるで学生が彼氏の話をするかのように、楽しく会話していました。そこに「なになに~? 旦那さんのノロケ話?」と入ってきたのが、少し面倒くさい年上ママ。しかたないので彼女にも、ささやかなデートの話をしたんです。 すると、そのママは「それのどこが楽しいの?」と言っただけでなく、「そもそも旦那とふたりで出かけるなんて、考えただけでゾッとするわ」と言い残し去っていきました…だったら最初から聞かないで。
文:葛西 明