■品物の選び方は?値段の目安は?地域差は?

出産祝い、七五三祝いでは、いただいたお祝いの金額の半分~3分の1の金額でお返しを選ぶことが多いです。お祝いしてくださった方が驚くような高価なものや、安すぎるものになってしまわないようにしましょう。 出産祝いの場合、お宮参りの前後に内祝いをお返しするのが理想的です。ところが、産後のいちばん大変な時期に、ひとりひとりに内祝いの品物を選ぶのは、とても大変な作業になるかもしれません。 最近では、お祝いをくださった方ご自身に好きなものを選んでもらう、出産内祝い専用のカタログギフトというものがあります。値段ごとにカタログが違うので、いただいたお祝いに応じて、どのカタログを送るかを決めるだけの手軽さが魅力です。 インターネットでそれぞれの品物を選んで、住所のリストをデータで送るだけの、百貨店のオンラインショップの出産内祝い用のページも充実していて便利です。百貨店ならではのおしゃれなものや、ご当地ならではの特産品を選ぶことができるので、喜んでいただけることでしょう。 そして、出産内祝いの場合、「のし」はお子さんの名前にすることを忘れないでいてください。赤ちゃんの名前でお返しすることで、新しく生まれた命を皆さんに紹介しましょう。 また、七五三のお返しは、お菓子や日用品などを選ぶのが一般的とされています。お子さんの晴れ着姿の写真と一緒に、お祝いをくださった方が好きそうなものを贈ると喜ばれることでしょう。 お住まいの地域の特産品や、美味しいと有名なお菓子、テレビや雑誌などでよく見かけるお取り寄せ食材など、前もってチェックしておくのも良いですね。 地域差はありますが、大阪ではお祝いをいただいた金額の1割を現金でお返しする風習があるそうです。そのことを踏まえて、お祝いをするときは多めに包むように言われているようです。 多かれ少なかれ、その地域によって若干の違いがあるでしょう。どのようにお返しすれば良いかわからない場合は、その地域の百貨店の進物コーナーへ行くと、店員さんが丁寧に教えてくださるのでおすすめです。 そして、もし、お祝いをくださった方に「お返しはいらない」と言われたとしても、いただきっぱなしではいけません。お礼状は必ず送るように心がけましょう。