株式会社プラネットが、家庭で使われているキッチンスポンジに関する意識調査を実施。年代や性別の違いによって、交換する頻度が違うことが明らかになりました。スポンジを衛生的に保管するため、多くの人が実践している管理方法をご紹介しましょう。

 

スポンジの交換スパンは若年層ほど短い


梅雨は水回りにカビが生えたり、雑菌が繁殖しやすい季節。中でもキッチンスポンジは菌の温床と言われます。

 

はじめに、「ふだん何を使って食器や鍋などを洗っていますか?」と質問。するとほぼすべての洗い物について、1位「ウレタンやナイロン不織布素材のスポンジ」(一般的なスポンジ)、2位「ネットスポンジ」、3位「メラミンスポンジ」という順位でした。「陶磁器」や「ガラス器」には「ウレタンやナイロン不織布素材のスポンジ」が7割、「ネットスポンジ」という人が3割程度。「メラミンスポンジ」を使う人は1割に届かないので、ほとんどの食器類にウレタン・ナイロンスポンジかネットスポンジが使われているようです。

 

一方で「鍋・やかんなど」「シンク(流し)」「グリル鉄板・網・ガスレンジなど」の金属製品では、「メラミンスポンジ」と「金属たわし・スチールウール」の使用率がアップ。「金属たわし・スチールウール」は、「鍋・やかんなど」「グリル鉄板・網・ガスレンジなど」で2位になりました。

 

次に「どのくらいの頻度でスポンジを交換しますか?」と尋ねたところ、いずれの性年代でも「1カ月に1回程度」が第1位に。全体平均で6割の人が“月に1回以上”の頻度で交換しています。中高齢層ほど交換頻度が高く、30代~50代は比較的スパンが長くなる傾向。さらに男女別に見ると“月1回以上”は女性が多く、“週1回以上”は男性が多くなっています。清潔さに気を遣いたいものの、コストパフォーマンスを気にする女性の心理があるのかもしれません。若年層では男女ともに“週1回以上”が多いのが特徴的。若い世代の方が清潔志向で、スポンジは“使い捨て”感覚が普通と考えているようです。

 

 

「キッチンスポンジを交換する目安」を聞くと、最も多かったのは「へたってきたら」。男女差が目立ったのは「へたってきたら」「汚れが目立ってきたら」「泡立ちが悪くなってきたら」で、いずれも女性が男性を大きく上回りました。