フッ素加工されたフライパンは、お手入れも簡単で使いやすいですよね。しかし長年使っていると食品が焦げつきやすくなったり、くっつきやすくなることも多いのでは? そこで今回は、フッ素加工のフライパンを長持ちさせる「正しい使い方」を見ていきましょう。

 

フッ素加工されたフライパンを“空焚き”するのはNG!


先月放送された『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日系)では、「一生役立つフライパン学」を特集。フッ素加工フライパンの“NGな使い方”が紹介されました。

 

解説してくれたのは、フランス料理シェフ・料理研究家の水島弘史先生です。まず注意を喚起していたのは“調理前の空焚き”。食材を入れる前に、油を敷いてフライパンを温める人は多いですよね。

 

しかし水島先生によると、「フッ素樹脂加工されたフライパンの耐熱温度は約260度。空焚きなどの“強い熱”でフッ素樹脂が溶け、金属の表面が出てしまう」とのこと。“フッ素樹脂”が溶けることで、フライパンとの隙間に溝ができて食品のカスが溜まります。この“食品カス”が、フライパンを焦げつかせる原因に。

 

ちなみにフッ素加工のフライパンは、強火の場合1分ほどで265度に到達。林修先生も「1分ぐらい普通に空焚きやるじゃないですか…」と驚いていました。IHのコンロでも同様に、空焚きは避けてください。