妻が夫に何気ない話をするとき、たいていの場合は「ふんふん」と、ただ聞いたり笑ったりして共感してほしい、もしくはアドバイスがほしいだけ。なのに「それって生産性がないよ」と〝論理的なダメ出し〟をされてしまい…息苦しくて「旦那との会話が苦痛」というママに話を聞きました。
■「討論」がしたいんじゃないの!(由紀さん/31歳/事務員)
最近は、家に帰って旦那との会話に気を遣うようになりました。なぜなら旦那に、愚痴や弱音を話すと怒られてしまうからです。女性の愚痴は一種の「ガス抜き」のようなもの。 別に「どうしたい」とか「これをしてほしい」という要望を言っているわけではありません。ただ単に話を聞いてくれるだけでいいのに、旦那はそれを理解してくれないんです。 例えば、「ママ友がいつも人の悪口ばっかり言ってるんだよ~。嫌になるよ」という話をすると、「いま、おまえも俺に人の悪口を言ってるけどな」と言ってきます。 さらに、「〇〇さんが全然人の話を聞いてくれなくてさ~」と言うと、「そんなどうでもいいと思っている人に、話を聞いてもらっておまえは嬉しいのか?」と聞いてくるんです。 そして、最後は必ず「おまえはどうしたいの?」「どうしてほしいの?」と、私自身の意見を聞いてくる。確かに旦那が言っているのは正論は正論です。 愚痴を言ってもなんの意味もないこともわかっています。旦那がしているのは答えを求める「討論」で、私がしたいのは「夫婦のたわいもない会話」です。それすら許されないのは息苦しいです。