子どもを産んだ後に起きやすい「産後ハイ」。今まで経験した人の中には、「気分が高揚しすぎて他人に迷惑かけちゃった…」なんてパターンも多いのでは? そこで今回は、産後ハイに関するエピソードをピックアップしていきましょう。

子ども自慢は基本スルー!?


先日、「産後ハイになった友人への対応」が話題に。産後の“ハイテンション状態”で絡んでくる友人に対し、頭を抱える女性が相次いでいます。例えば出産して間もない友人を持つ女性は、「長文の親バカメールが山ほど送信されてくる。これが産後ハイか…」とウンザリしていました。

 

実際に、同じような経験を持つ主婦からは共感の声が。「親友から赤ちゃんの写真が20枚連投で送られてきたことがある」「友人が『母親って素晴らしいね!』といきなり言ってきて、何かに目覚めたのかと思った」「耳にタコができるくらい出産の時の話を聞かされたよ」といった体験談が続出しています。

 

中には「最近子どもを授かった弟が、『まだ生後2カ月なのに寝返りしそうになった!』って聞いてもないのにしょっちゅう連絡してくる。本当に迷惑」など、妻の出産で「産後ハイ」と同じ状態になる男性も少なくありません。

 

では周囲の人たちはどのような対応をとっているのでしょうか? ネット上では、「中身のない子どもの話を、ずっと我慢して聞いてた記憶がある…」「毎回良いリアクションをすると“産後ハイ”に拍車がかかりそうだから、基本スルーかな(笑)」「産後ハイになってる友人から電話とかよくかかってきたけど、その時は決まって“忙しいアピール”をしてた」「頻繁にくる子ども自慢のメールは、『可愛いね』の一言で受け流す」などの声が見られました。

あわやキラキラネームを命名!?


“産後ハイ”になった友人などの対応には苦労しそうですね。しかし子どもを産むことで、自分自身が“産後ハイ”になってしまったパターンも。

 

どのような感覚になるのか主婦たちの声を聞いてみると、「疲れてるはずなのになぜか目が冴えちゃって、今やる必要のない家事とかしてた気がする」「自分のこどもが天使に見えてきて、スマホの容量が足りなくなるくらい写真を撮り続けた」「当時の私は、『赤ちゃんは可愛いし夫は優しいし、幸せだなー! 他の幸せじゃない人はかわいそう』ってだいぶ上から目線になってたらしい(笑)」などがあげられていました。

 

さらに産後ハイの影響で「後悔しかけた」人からは、「産後で安静にしてなきゃいけないのに、元気すぎて“草むしり”する寸前までいった」「謎の“何でもできる感”が芽生えたせいで、金髪にしかけたことがある」「産後ハイの勢いで子どもに“ティファニー”っていうキラキラネームをつけそうになったんだけど、その時は夫に全力で止められたよ」といった経験談も。

 

産後ハイになると、普段考えないような発想や行動をとってしまうのかもしれません。

第一子ハイでテンションMAX!


出産経験のある主婦たちからは様々な“産後ハイ”エピソードが寄せられていましたが、妊娠後に発症する「マタニティハイ」も有名どころ。

 

妊娠中でも産後と同じ興奮状態になる主婦は多く、「飼い犬に対して、必死にお腹の中の音を聞かせようとしたことがある。そのせいで、今でもお腹を突き出すと嫌そうにその場から離れてしまう」「妊娠していた時、勢いあまって友人にマタニティのヌード写真を送ってしまいました…。今思い返すと、死ぬほど恥ずかしい」といった声が上がっています。

 

その他に、初子の出産で起こる「第一子ハイ」も。「今まで3人産んだけど、1人目の時は変にテンション上がってたかも。色んな人に子どもの写真やメールを送りつけちゃったな」「2人目を産み終わって日記を読み返したら、1人目の日記の内容にドン引き」など、初めての出産で気分が変に高まってしまう人が見られました。

 

大変な思いをして産んだ自分の子どもは可愛く感じるもの。ハイテンションになっても、周りに迷惑がられないよう気をつけていきたいですね。

 

文/牧野聡子