■良き夫、良きパパ…実は姑のおかげだった(早苗さん/35歳/薬剤師)
私の主人は理想的なマイホームパパ。帰宅後や休日には子どもの世話をしてくれますし、2人目のつわりで私が動けないときには、2週間の有給をとって家事全般をやってくれました。ですが舅は、妻である姑にとても当たりがキツイんです。
亭主関白と言えば聞こえがいいのでしょうが、いつも小言を言っていて姑は押し黙って聞くばかり。もどかしくなった私は、姑に「陰で泣いてばっかりじゃダメですよ! 押したり引いたり転がしたりしなきゃ! ほら、私たち夫婦を参考にしてください!」と思わず説教。
すると普段大人しい姑が、カッと目を見開いて叫びました。「あの子があなたに優しいのは、私の苦労をずっと見てきたからよ!」と…「俺は父さんみたいにならない。奥さんには優しくする」と、小さい頃からずっと言っていたそうで。
主人が素晴らしい家庭人になったのは、私の「旦那育て」が成功したからではなく、姑の我慢のおかげだったようです。そうとも知らずに、偉そうに上からもの申すとは…心から反省したのでした。