離婚する夫婦の約8割以上は協議離婚で、裁判までもつれるのは全体の約3%と言われています。実際に離婚裁判にまで持ち込む人は少数派のようですが、具体的な慰謝料の金額や親権など、協議では決着がつかないことも多いものです。裁判は大変そうだけど、納得いかない条件で妥協はしたくない…実際のところはどうなのでしょう? 経験者にうかがいました。
■不倫したくせに親権を主張(梢さん/35歳/会社員)
旦那の不倫発覚がきっかけで、最近ようやく離婚が成立しました。夫婦の間で離婚を決めたのは1年前のこと。子どもの親権や養育費の額などで折り合わず、結果として離婚裁判になったんです。 いろいろ大変だったし時間もかかってしまいましたが、「調停で妥協せず納得いくまで戦ってよかった」と、いまでは思っています。結果的に親権は私が持つことに決まったし、養育費も私の納得の額で決まりました。 不倫したくせに、親権がほしいなんて図々しいと思いませんか? 慰謝料は値切るし、子どもの気持ちなんて考えていない…だいたい子どものアレルギーもわかっていない人に、任せるわけにいきませんよ。 プライド高い人だったので私と張り合ったのかもしれませんが、裁判でもお互いの主張がぶつかって揉めに揉めました。幸い知人が腕のいい弁護士さんを紹介してくれましたし、子どものためにも根負けせずに戦ってよかったと思います。