「ママ友との格差を感じたのはどんなとき?」…こんな質問をしてみると、「ホームパーティーでの手土産」と答えたママたちが多くいました。しかも話を聞くと「お金がかかった高級手土産に格差を感じた」という、単純なものではありませんでした。本当のセレブママたちが手土産に費やすのは、実は「お金だけではない」ようです。

 

 

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■深めたのは交流ではなく…(未来さん/27/事務員)

同じタワーマンションの高層階に住むママ友から、家に招待されました。他にも数名来るようで、「親交を深めるチャンス」だと思って参加を決めました。 食べ物はすべて持ち寄り。「なんでもいいから持ってきてね~」と言われたので、軽い気持ちで簡単な総菜とおにぎりを持参することに。しかしこのときの私は、相手が「タワマンの高層階に住む超セレブ」であることを忘れていたんです。 当日、初めての「高層階行きエレベーター」に乗りドキドキワクワク。ただよう通路の空気さえ、私の住む低層階とは違うような気がしました。呼吸を整えてママ友の家のベルを鳴らすと「いらっしゃい!」とエプロン姿で迎えてくれました。 しかし驚いたのは、彼女が手に持っているもの…くり抜いたパイナップルを器に、色とりどりのフルーツが盛られています。こんなの漫画でしか見たことない! すると、彼女は「あ~、これいま、お隣さんが持ってきてくれたの~」と嬉しそうに教えてくれました。 そしてテーブルの上には、鶏の丸焼きや松坂牛のローストビーフなど、ほかのママたちが持ち寄った豪華な「手作り料理」が並んでいます。(恐ろしく、お金と手間と時間がかかってる…私のお総菜とおにぎりは、絶対一緒に並べられない…!)。 親交を深めるどころか、深まったのは大きな溝だけでした。