■ドライラベンダーを作ろう
ラベンダーにはさまざまな効果があるのですが、簡単に活用するにはドライラベンダーを作るのがよいのではないでしょうか。ドライラベンダーを作れば、そこからさまざまな用途に使用することができますし、それだけでもラベンダーの香りを楽しむことができます。 作り方は簡単で、ラベンダーを茎から刈って軒下に吊るして乾燥させるだけです。吊るすのは面倒であれば、干し篭を使用すれば籠の中に入れておけば簡単に乾燥させることができます。 干し篭を使用するメリットとしては、茎が短くても良いという点です。茎がなく、葉や花だけでも乾燥させることができるのです。 干し篭は小さなものであれば100均でも売っているので、簡単に入手することができます。 ただし、うまく乾燥させるにはコツがあります。まず、乾燥させすぎないということ。せっかくの色合いが色あせてしまうのです。 また、濡れないように注意する必要があります。外に干しっぱなしだと失敗することがあるので、外干しの場合は、夕方には家にいれる。天気の悪い日には外に干さないように気を付けましょう。 ちなみに直射日光の当たらない場所で乾燥させれば、乾燥までに時間がかかるようになりますが、色あせは少なくなります。 乾燥したラベンダーを手でもみほぐして、乾燥材をいれた容器に入れれば完成です。もみほぐせない場合は、乾燥が足りないということになるので、もうしばらく乾燥させましょう。
■ドライラベンダーを使う
ドライラベンダーを使用してポプリを作ってもよいのですが、ドライラベンダー自体が良い香りなので、そのまま香りを楽しむというのもありではないでしょうか。この方法なら手間が一切かかりません。 次に手軽なのが、ラベンダーティーです。ティーポットに紅茶と一緒にドライラベンダーを入れて、お湯を注ぐだけです。2、3分蒸らせば、紅茶にしっかりと香りが移ります。これは、ドライラベンダーでなくても、摘みたてのラベンダーでも作ることができます。 ドライラベンダーをより有効に活用するのであれば、ラベンダーチンキを作るというのもひとつの方法です。空き瓶に無水エタノールとドライラベンダーを入れるだけで、2~3カ月くらいでできあがります。ときどき瓶を振って混ぜてあげれば、ラベンダーの色もよく出ます。 無水エタノールはホワイトリカーやウオツカでも代用できるのですが、こちらの場合は食用にも使用できるといったメリットがあります。 アルコールで成分を抽出することで、お湯では抽出できない成分も抽出できるのでおすすめです。食用なら紅茶に垂らすこともできますし、料理にも使用することができます。 食用でない場合は、化粧水にも使用できますし、お風呂に垂らして入浴剤の代わりにすることもできます。 オイルに混ぜればマッサージ用のラベンダーオイルにできますし、蜜蝋と混ぜればラベンダーのフェイスクリームが出来上がります。