○3~6歳(保育園・幼稚園児) この時期は外で遊ぶ機会も増えてくるのでしっかりとした紫外線対策が必要です。といってもまだ肌が弱い年齢なので、「子ども用」と書かれた低刺激の日焼け止めを選ぶのがオススメです。 SPFとPAは数値が高ければ高いほど肌への負担も大きくなります。目安としては、日常生活であればSPF20前後/PA+~++くらいのものが良いでしょう。アウトドアシーンなど紫外線の強い場所で過ごすのであればSPF30前後/PA++~+++程度のものが安心です。 汗をかいたり水に濡れる場合はこまめに塗り直すことが理想ですが、それが難しい場合はウォータープルーフのものを選ぶとより効果的です。耐水試験をクリアしているので海やプールでも使用することができます。 そして、ここでポイントとなるのが「何を使って落とすのか」という点。強力な日焼け止めの多くは、洗い流すときにクレンジングが必要です。 しかし、皮脂まで落とすクレンジングは子どもの肌に大きな負担がかかってしまいます。ですので、ウォータープルーフタイプの中でも石鹸やボディーソープで落ちるものを選ぶようにしましょう。 ○6~12歳(小学生) このくらいの年齢になると大人用の日焼け止めを使ってもよいとされています。肌トラブルが心配であれば、大人用の中でも「敏感肌用」のものを選び、パッチテストをしてから使用するようにしましょう。 SPF/PAの数値の目安としては、日常生活であればSPF20前後/PA+~++、紫外線の強い場所であればSPF30~40/PA++~++++くらいのものがオススメです。その他、成分や落としやすさなどにも注目して肌に合ったものを選ぶようにしてください。 使用する際は、塗りムラのないよう丁寧にのばしましょう。特にスプレータイプの日焼け止めはムラになりやすいので、肌に噴霧したあと手のひらで満遍なくなじませると良いですね。また、汗をかいたり、タオルで拭いたあとはしっかり塗り直すようにしてください。 また、大人用の日焼け止めは、ベビー用や子どもと比べて落としにくい傾向にあるので、使用後はしっかりと洗い流すことも忘れずに。

■日焼け止め以外の紫外線対策

一日のうちで紫外線が最も強い時間帯は午前10時から午後2時とされています。そのため、この時間帯はできる限り外出を控えるように意識しましょう。 外で過ごす場合は、なるべく日陰や屋根のある場所を選ぶ、帽子をかぶる、肌の露出を少なくするなどの対策がオススメです。 また、紫外線対策は夏の暑い時期だけ行っているという方も多いかもしれませんが、量の変動はあるにしろ、紫外線は季節を問わず降り注いでいます。「今日は曇りだから……」などと油断せず、365日の対策を心がけましょう。

 

■まとめ

外遊びやアウトドアなどが楽しめる時期になると同時に気になる紫外線。 年齢やシーンに合わせて賢く日焼け止めを選び、デリケートな子どもの肌をしっかり守ってあげてくださいね。