地域によって差はありますが、梅雨明けのころから秋口にかけては雷が多いシーズンとなります。室内にいれば安全ではあるのですが、外出するとなると注意が必要です。 朝から雷が分かっている場合は、注意しやすいですが、雷を伴う急な雨の場合はつい慌ててしまいますよね。毎年、落雷による被害が報告されています。雷の特性を知って、安全な行動を心掛けるようにしたいですよね。どうすれば、落雷から身を守ることができるのでしょうか。
■落雷のシーズン
落雷は、一般には7月から9月にかけての夏のシーズンが最も多いといったイメージです。しかし、地域によっては冬の方が多いといった傾向も見られます。地域による偏りがあるのですが、基本的には1年中発生するものと考えておいたほうがよさそうです。 落雷の被害報告を見ると、7月から9月が最も多くなっています。しかも太平洋側の地域の割合が高くなっています。しかし、11月から3月にかけての寒い時期になると、日本海側での落雷の被害報告が多くなっています。 夏季と冬季では気温や風が異なり、それが影響していると考えられます。特に冬場の落雷は夏場のものと比べると、放電時間が長くエネルギーも大きいので被害も大きくなりやすいという特徴があるのです。 夏の雷雲と冬の雷雲ではその高さも異なっており、夏は高い位置で雷雲が発生しますが、冬は低い位置で発生します。