■食費節約のコツ

いくら手当をもらっても、それ以上に使ってしまう家計では、生活の安定化は難しくなってしまいます。将来的に子どもにかかるお金について検討したときにも、やはりそれなりの暮らしをした上で、適切な額の貯金を確保したいところです。家計を安定化させるためには、節約も重要なポイントとなるでしょう。 家計で節約をしよう!と思ったときに、まず対象になりやすいのが食費です。とはいえ成長期の子どもに、栄養バランスの悪い食事を与えるのはオススメできませんし、量が少ないのも考えものです。 シングルマザー家庭で食費を節約するためのコツは、ずばりコスパが悪い食品から省いていくという方法です。たとえばスーパーで販売されているお惣菜は、作る人の手間賃などがプラスされているため、割高になりがちです。どうしても忙しいときに頼るのは良いですが、日常的に購入しているのであれば、手作り派へと切り替えることで、確実な節約につながっていきます。 もう一つ、節約しやすいのが、お菓子やアイスといった嗜好品です。もちろん「今日は特別に食べたい!」というときに我慢をする必要はありませんが、なんとなく惰性で購入しているのであれば、習慣を改めてみてください。 子どものおやつを用意するなら、お菓子ではなく、ホットケーキやお好み焼きを選択するのがオススメです。どちらも好きな具材を投入して、好きな形に焼き、冷凍しておけばいつでも自由に食べられます。 ママが仕事中でも子どもが自分で用意しやすいですし、「腹持ちが悪く、すぐにお腹が空いてしまう……」なんてこともありません。また何より、お菓子と比較すると栄養が豊富に含まれていますから、節約しながら子どもたちの健康を守ることにもつながります。

■教育費節約のコツ

シングルマザー家庭においても、問題になりやすいのが教育費問題です。子どもの教育にはお金がかかるもの。しかし子どもの教育の機会が無くなれば、進学が難しくなってしまうかもしれません。「子どもには苦労させたくない」「ある程度の学歴があって欲しい」と願うシングルマザーにとっては、非常に難しいポイントでもあります。 子どもの教育費は、的を絞って、費用対効果を高められるよう意識するのがオススメです。小学校低学年の頃の学習は、自宅でママが教えることもできるはず。日常生活の中にも、学習のヒントはたくさん転がっています。 高学年から中学生ごろになると、周囲には塾に通い始める子が増えてきます。自治体によっては、無料の教育支援サービスを行っているところもありますから、こうした場所を探してみるのも良いでしょう。 またインターネットを通じて、予備校の授業のような動画を配信するサービスも人気を集めています。普通に塾に通うよりもはるかに安価で、また学習の時間が限定されるようなこともありません。