■「家から出したくない」という旦那の意思(夕実里さん/36歳/英会話教室講師)
以前は商社で働き、日々多忙を極めていました。旦那も残業や休日出勤が多く、結婚したのにすれ違いの生活。そんなある日、旦那が「結婚したら家にいて、自分を支えてくれると思っていたのに…」と本音をもらしました。 この言葉を聞き〝離婚の危機〟という文字が頭をよぎり、家庭に入ることを決心しました。しばらくして息子が生まれ、育児に大きな喜びを感じていたのですが…周りの友人たちはみんないきいきと働いているので(このままでいいのかな?)という焦りが出てきて。 息子が1歳になったころ「そろそろ仕事がしたい」と旦那に相談すると、「俺が働くから家にいてくれよ!」と頭ごなしに却下。「せめて英語の勉強がしたい」とお願いすると「英語なんて、いまさら必要ないでしょ」と言われてしまいました。 どうしても家から出したくないことがわかったので、自宅でひそかに英語の勉強をはじめ、ある程度の実力がついたところで英会話教室講師の面接を受けて合格。旦那はとても驚いていましたが、短時間勤務なのでしぶしぶ承諾してくれました。 あのまま言う通りにしていたら、一生家から出られなかったと思います。