仕事にやりがいを感じ、朝から晩まで猛烈に働いてキャリアを積んできた〝バリキャリ〟女性たち。しかし結婚後は「家にいてほしい」という夫の希望にしたがって、専業主婦になってみたら…思っていたのとまったく違う「憂鬱な現実」にウンザリ。元バリキャリママたちは、どんなところに限界を感じたのでしょう? 意外と根深い、夫の「家にいてほしい」願望の闇とは!

 

 

■「今日は何してた?」の質問が毎日(麻央さん/34/パート)

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かつては、大手損害保険会社に勤めていました。旦那とは職場結婚です。早朝から夜遅くまで働き、大変でしたが仕事にやりがいも感じていました。妊娠をきっかけに「ハードな仕事と育児との両立は難しいから、仕事を辞めたら?」と旦那に言われ、泣く泣く退職。 私の収入がなくなると、日増しに旦那の態度が大きくなっていきました。そして、なにかにつけて「稼いでいるのは俺だろ!」と…本当は自分が上位に立ちたいから、私を退職させたかったのかもしれません。 娘を出産してからの毎日は、目の回るような忙しさで睡眠不足になりました。でも、うとうとしているときに旦那が帰ってくると「専業主婦は、昼寝もできてうらやましいよ」なんて嫌味を言われることも。 そして、毎日「今日は何していた?」と聞くんです。そのたびに「朝起きて洗濯をして…」と一日の報告をするのですが、まるで監視されているような憂鬱な気分に…。 そんな日々に決別すべく、娘が1歳になったとき、必死に旦那を説得してパートに出ることにしました。いずれ旦那より稼いで見返してやることがいまの目標です。