家族旅行などで旅館に泊まった際、ついつい気になってしまうのが部屋の後片づけ。元のようにきれいにしなくてはと思う一方で、どこまで片づければいいのか悩んでしまいますよね。最近SNSでは、旅館の清掃に関する意外な事実が注目を集めています。
旅館の布団は畳まない方が良いの!?
話題になっているのは、旅館で清掃係をしている人からの「布団は畳まないでください」というツイート。投稿によると、「布団に挟まった忘れ物のチェック」と「畳み直し」で結局2度手間になってしまうそうです。
“畳まなくても良い”という呼びかけに、驚きの声が続出。「宿泊した時のマナーだと思ってがっつり畳んでました…。今度から旅行に出かけたら気をつけよう」「たしかに素人が畳むのと、プロが畳むのでは全然違うよね」「修学旅行で畳むように教わったけど、実際は2度手間になるのか」「善意でやってたことが仇になっていたとは…」などのコメントが多く寄せられました。
旅館やホテルなどで働く人にとっては共感できるエピソードのようで、「清掃業だとあるあるネタだよね! 嬉しい気持ちはありますが、グシャグシャの布団を片づける方が楽です」「爪楊枝やヘアピンなどが布団の間に挟まってたりするから、どうせもう一回確認するんだよね」という声も上がっています。
善意だったことが実は迷惑と思われることも…
この清掃係のツイートを見た女性は、「布団は畳まないほうが良いんですね。ちなみにタオルなども同じなのでしょうか?」という疑問を投げかけました。これに対して、「タオルや浴衣もどうせ洗うから畳まなくても大丈夫だと思う! 私が働いている旅館では使っても使わなくても取り替えてる」などの声も。
旅館の布団や浴衣だけではなく、他のサービス業をしている人からも同じような意見が上がっています。飲食店で働く人からは、「食べ終わったお皿を丁寧に重ねてくれる人がいますが、実際は少し迷惑かな…。お皿の裏が汚れるから洗う手間が増えます」といった意見が。他にも「片づける目印になるから椅子は戻さないほうが助かる」など、知られざる事実が明かされました。
ちなみに美容師の女性からは、「髪の毛を洗っている時は首の力を抜いてほしい! お客さんに力が入っていると、シャンプーがしづらいです」などの発言も上がっています。気遣いのつもりでも、逆効果になっていることもあるのかもしれません。