誰にだって「得手不得手」はありますし、知らないことだってあるのは当然のこと。フォローしあいながら歩むのが、夫婦というもの。ところが今回、お話を聞いた妻たちは「そこまで知らないとは思ってなかった…」と言います。妻たちが巻き込まれた〝赤っ恥〟エピソードをお聞きください。
まさかそこまで知らなかったとは…(綾奈さん/31歳/看護師)
私は看護師をしています。ママ友のお母さんが大病をしたとき、いろいろとお手伝いをしていました。そしてお母さんが亡くなったとき、「おかげで最後まで看取ることができた」と、お礼に高級フレンチディナーに私たち夫婦を招待してくれました。 建設会社の社長をしているというママ友の旦那さんも同席して、とてもおいしい料理をごちそうになったんです。しかし、世間知らずの旦那が、そんな食事会をぶち壊してくれました。 ナイフとフォークの順番はおろか、ウェイトレスに「箸ないですか?」と聞く始末。真っ赤になりながら「恥ずかしいからやめてよ!」と言っていましたが、その後もスープのお皿を手で持ってすするし、フィンガーボールを飲もうとするしで…もう大変。 最初は笑ってくれていたママ友夫妻も、最後にはさすがに顔が引きつっていました。「もう二度と旦那とフレンチなんて食べに来ない」このとき、私はそう固く心に誓ったのでした。