■新婚旅行の思い出は「ひとり観光」(美奈子さん/28歳/パート)
「新婚旅行は海外にしよう!」と決めていたのに、急遽国内旅行に変更になりました…一緒について来ることになった姑の〝鶴のひと声〟で。「長時間の飛行機は辛いし、温泉がいい」そう言い張る姑に(だったら来るなよ!)と、心の中で何度叫んだことか。 「あなたたちが旅行の間、ひとりでいるのは寂しい」と何度も訴えてきたので、仕方なく同行を了承したのですが…出発前の時点で激しく後悔していました。しかも、旅行のプランはすべて姑提案のもの。 宿は温泉旅館だし、食べるものや観光場所も、お年寄り好みのものばかり。(このままでは旅行が滅茶苦茶になる…)と思った私は、ある決断をしたんです。「すみません、お腹が痛いのでホテルに戻ります」と二人に伝え、単独行動を取ることに。 ひとりになった私は電車に乗り、行きたかった美術館や見たかった観光地をひとりで堪能してやりました。翌日も同じ手で別行動して、ひとり観光。正直寂しかったですが、姑に気を使いながら行きたくもない場所を連れまわされるよりはずっとまし! だから新婚旅行の思い出と言えば、ひとりで回った観光地と、途中で野犬に追いかけられた恐怖体験しかありません。